このお店には「広島の結婚式の引き出物といえばタマルの果物」という時代からの名残が今なおたくさん残っている。このお店で女学生の頃、ミックスジュースを買って飲むのが楽しみだったという女性は数え切れないだろう。その証拠に、レクトのタマルにすら今でも「若い頃を思い出す」と思い出の味を買い求める方が沢山来店されるのだから。果物を「買って帰って食べる」のは難しくても、新鮮なフルーツたっぷりの「ミックスジュース」で果物の美味しさを伝えたい。そんなタマルの歴史がギュッと詰まった本店なのである。レクトの正面玄関横、タマルLECT店は商業施設の中にあるテナント感が薄い。いつもお客様とスタッフが楽しげに会話しながら旬のフルーツジュースを選んだり楽しんだりしていて、それはまさに「路面店」の空気感だ。本店の懐かしさを覚える気安さが、確かにここにもある。レクト店の好きなところは「スタッフが美味しいと思う裏メニューをレギュラーメニューにしてみた」的なあくなき探究心だ。黒ゴマきなこバナナジュースなんていう、絶対美味しそうやんと思うような組み合わせのジュースが突然出現したりする。もうここまで来ると「ヘルシーフード」感覚だ。季節によって変わる「期間限定メニュー」も楽しみのひとつ。スーパーだと野菜と同様、果物も通年であるものが多い。しかし、タマルの「季節限定メニュー」をBRAND HISTORY 6
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