LECTER_vol11
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本が大好きだった私がもし子どもの頃にここへ来ていたら、きっとこの場所を天国だと思っただろう。 ボーネルンドの色鮮やかで優しくて、大人ですらつい夢中になってしまう玩具の海の向こうには、世界中の絵本や子どもの想像世界をどんどん膨らませる本がたくさんたくさん並んでいる。もちろん購入することもできるけれど、この子ども通路(そんな名前ではないと思うが)の本は、この夢の国に腰掛けてゆっくり読んでもいい場所なのだ。ボーネルンドの知育玩具も置いてあって、遊ぶことだってできる。 どこかに遠出して遊びに行くのも楽しいけれど、ここで本を読んだりパズルをしたり、お腹が空いたらご飯を食べて、また絵本の読み聞かせを楽しんだり親子でワークショップに参加したりする日もあっていい。おもちゃ屋さんなのか、図書館なのか、本屋さんなのか。すべり台もあるから公園だったりして!そんな、ただ買い物をするためだけの場所ではありえないこのゆったりふんわりした居心地こそが、レクトやT-SITEに来るのを私がいつもいつも楽しみにしてしまう大きな理由なのだ。 その居心地の良さは「巡りやすさ」でもある。ふらふら立ち読みしながら、あ、これ欲しいなと興味を持ったものがすぐそばにある。この痒い所に手が届く感もすごくいい。 例えば、日本のアートや茶道、着物、白いご飯、和食など日本の食文化や子ども世界子ども世界はは大人が忘れた大人が忘れた大切なもので大切なもので溢れている溢れている【 ボーネルンド 】T-SITE 1号館 2FLECTER編集長。福岡県民ではレクトに行っている回数ダントツ一位と自負。見かけたら声をかけてください。at T-SITEat T-SITEこのこのTT--SITESITEの居の居心地は、なんというかフ心地は、なんというかフカフカのお布団に包まカフカのお布団に包まれて二度寝する休日のれて二度寝する休日の朝のようなんだ。朝のようなんだ。writerwriterふじこvol02ESSAY

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